Yoshikawa Mae from India 吉川めいのほぼ月イチ インド発見記
[05月]アムリタ・ビンドゥ
YOGINI読者のみなさんは、「シールシャーサナ」というヨガポーズをご存知ですか?

頭で三点倒立をする「頭立ち」のポーズですが、ヨガ練習生にとっては最も大切なポーズの一つなので、ご存知の方も多いかと思います。

初心者にとっては、初めて目にする時は結構びっくりしてしまうポーズでもありますが、私の恩師であるグル シュリ・K・パタビジョイス氏も、昔からこのポーズの重要性についてよく語っていました。

グルジはいつも「シールシャーサナを行うと、”アムリタ・ビンドゥ”が下るので、このポーズはとても大切である」と言って、練習の際、シールシャーサナのカウントはわざととてもゆっくりで長ーくポーズをキープさせるようにしていました。

レッドクラス(アシュタンガヨガの一連のシリーズを、的確なカウントに従って練習する方法)の際は、シールシャーサナになると、みんなが足を上げて逆さまになって三点倒立をすると、グルジは「one…、two…、…」と言いながら、そのまま一旦練習道場を退室して、ゆっくりゆっくり歩いてトイレへ行ってしまうほど。(笑)
数分後、道場へ戻ってくるとそこからカウントは「…three、」と、再開します。(笑)

今はカウントは15まで。その後はハーフベンドと言って、半分まで足を下ろしてさらに10カウントキープします。
ちなみに一昔前までは、トップで25カウントだったんですよ。

このポーズ、慣れてきて正しくできると力を要するポーズではないので、無理なくキープすることが可能ですが、初心者にはグルジのカウントはとてもきつくてプルプルしてしまうものです。(笑)

グルジが言う「アムリタ・ビンドゥ」とは、ヨガの文献によると、第三の目(Ajnaチャクラ)によって保持される、特殊な”ネクター”なのです。
直訳すると「不死」を意味するアムリタ。その”蜜”が、体内において第三の目に降りてくることによって、練習生の精神統一を高める効果が非常に高いと伝えられているものなのです。


いくら勉強しても奥が深いヨガの世界。
まずはご自身のお身体でお試しあーれ!




photo by : Matt Corigliano
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