Yoshikawa Mae from India 吉川めいのほぼ月イチ インド発見記
[01月]Sankalpa サンカルパ
新年あけましておめでとうございます☆

みなさんはどんなお正月休みを過ごしましたか?
日本や世界の多くの場所でお祝いされる西暦のNew Year.
実はこの時期はインドではほとんどお祝いされることがありません。

インドで主流のヒンドゥカレンダーによると、光のフェスティバルとして馴染みのある、
10月〜11月の「Deewali(ディーワーリー)」が新年なので、
西暦の大晦日や新年がお祝いされることはあまりないのです。

とは言え、ヨガの練習生にとって、新年を迎える時や、
重要な新スタートの時にはよく「Sankalpa(サンカルパ)」という言葉を耳にします。

サンカルパとは「すべての思いを一つに集める」という意味のあるサンスクリット語です。
ヨガ練習生にとっては、年の瀬にこの言葉をよく耳にするのも、
西洋で言う「New Year’s Resolution(新年の目標の決意や表明)」と
重ねて考えられることが多いからだと思います。

しかし、実はスピリチャルプラクティスにおけるサンカルパとは、
「今年こそ痩せよう」とか「健康でいたい」、あるいは
「仕事と私生活のバランスを改善したい」というような、家族や友人と話している時に
よく出てくる新年の決意とは少々違う意味があるそうです。

ヨガの伝統におけるサンカルパとは、自分が何を「求めているか」という、
個人的な目標やエゴに基づくものではなく、自分の人生の務めや、
今行うべきこと、そしてそのすべてを集めた時に初めて見える、大きな目標を視野に
入れた上で考えるものだそうです。
すなわちサンカルパとは、人がそれぞれの小さな思いで実現したい望みを述べる機会ではなく、
人生の大きな目的や、それに向かって今できることを検討する、
「神様のプランとの位置合わせ」のようなものだと私は理解しています。


人生の大きな流れは、自分の手だけに納まっていることではない、という認識は、
ある意味「簡単」に聞こえることかもしれませんが、それでも人間はほとんどの場合、
普段から「自分が何を求めているか」しか考えることがなくて、
広い視野で見た時の「自分の役割」、そしてそれに伴う「今やるべきこと、今できること」って、
改めて考えてみると、そんなにすぐに答えがでるものでもないようです。
その答えを、一生かけて見つけ出そうとする人だって少なくないでしょう。

もう一つ、一般的な新年の決意とサンカルパの大きな違いと言えば、
前方では自分が「不足しているものを埋めようとしている」意識である反面、
サンカルパとは「自分の任務を成すために必要なすべては既に与えられている」
という意識であることです。
それが自分の任務であれば、必要なものはすべて目の前に揃っている。
逆に言うと、「目の前のできることだけを一つひとつこなして行けばいいんだ」という気づき、そしてその実行。


自分は不十分である、というマインドから一歩離れた時に見える現実。
それは「自分が不十分である」ということでもなく、「自分が満たされている」ということでもなく、
それ以上に、いかなる瞬間においても、そのいずれかの現実を選択するパワーを自分が持っている、
ということなのかもしれない。


2013年がみなさんにとって、Body/Mind/Heartすべての次元において素晴らしい年になりますよう、
心からお祈りしています。

Much love xox,
mae.