Yoshikawa Mae from India 吉川めいのほぼ月イチ インド発見記
[02月]めいわく
日本の親は、「人に迷惑かけちゃダメですよ」と教えるが、インドでは、
「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教えるそうです。
前者は、息苦しさを、後者には、ホッとするものを感じます。迷惑かけずに生きられるわけがない。

上記の文は、最近ツイッターでつぶやかれ、またリツイートされて話題になったテーマです。
みなさんは、これを読んでどう感じますか?


インドと馴染み深い私は、最初はやはり「ホッとするものを感じる」方だったのですが、
よくよく考えてみれば、どちらかが苦しくて、どちらかがホッとするという反応以上に、両方が真実なのではないかと思いました。

私は最近ヒンディー語を習っているのですが、私の先生はデリー出身のインド人女性でありながら、日本人男性と結婚して14年間日本に住んでいます。
日本とインドの文化的な差については良く知っているだろうと、このテーマについて彼女の意見を聞いてみることにしました。すると、彼女からとても面白い意見が返ってきました。

彼女は、日本人には他者を自分より優先して考える文化があると言うのです。

日本は集団重視的な社会なので、「みんなも自分と一緒」という考え方が根付いています。
一つの言語で、一つの食、一つの考え方に基づいており、牽いては、人に良くしてこそ自分も成り立つという考え方があるのではないか、と彼女は言っていました。

その反面インドでは、州や民族によって言語や食が異なり、文化や考え方にも差があります。
だからこそ、まず最初に自分自身のことを考え、自分が大丈夫だったら、他者についても考える、という習慣が根付いていると彼女は言うのです。

どちらにせよ、両者に真実があるからこそ、正しい時に正しい考えをもとに行動を起こしたいですよね。
日本で暮らす日本人としては、「人に迷惑をかけてはならない」という概念が常にポジティブなものであってほしい。
もし、バランスを崩してそれを自分の中でプレッシャーや息苦しさとして感じてしまったら、私もインド人の教えを思い出してみようと思います。