Yoshikawa Mae from India 吉川めいのほぼ月イチ インド発見記
[05月]南インド流 オイルバスの楽しみ方
オイルバスは、南インドに伝わる伝統文化の一つで、家庭でできるアーユルベーダの自然療法です。
週に一度のオイルバスは体内の余分な熱(アーユルベーダでいう「ピッタ」)を除去する助けをしてくれるため
炎症を抑えるなど、特に関節、肝臓、そして肌の状態を整える効果があります。
体内における余分な熱は、油分や加工品が多いなど、消化に負担がかかる食生活
お酒やたばこ、さらにはストレスなど、現代人に多いライフスタイル病の影響で起こると言われています。

アシュタンガヨガの継承者、故シュリ・K・パタビジョイス師は、腰痛や膝の痛み
そして全体的な身体の固さを和らげるためにヨガの練習生にオイルバスをすることを勧めていました。

インドではヒマシ油を使ったオイルバスが主流ですが、ヒマシ油は非常に重いオイルのため
落とすために「ソープナッツパウダー」と「アラプパウダー」という特殊な粉が必要です。
ナッツの殻が粉状になったスクラブのようなこのパウダーは、
インドではスーパーなどで見つけやすいのですが、日本では売っていません。
また、ヒマシ油を使うと浴室の配管トラブルにつながりやすいため
インド国外でオイルバスを行う際は、ココナツオイルやアーモンドオイルを代用品として使うことをお勧めします。
ココナツオイルやアーモンドオイルでしたら、通常の石けんでもきちんと落とすことができます。

オイルバスのやり方
〆能蕕貌のてっぺんに十分なオイルを擦り込みます。ヒマシ油を使う場合は、先にお風呂の温度ぐらいの
お湯の中にボトルを浸し、少し温めておくと使いやすくなります。
髪の先までコーティングするようにオイルをぬってあげると、髪の毛のつやも増し、美しくなります。

⊇蕕瓩討離イルバスの際には、このまま5分間だけ放置します。二回目(翌週)に行う際は
この時間を10分、様子を見ながら翌週には15分、という具合に徐々に時間を延ばすといいでしょう。
最終的には6ヶ月間ほどかけて最長2時間まで頭にオイルをのせたままにします。
(どんなに長くても2時間以上は放置しません)。

長年に渡り体内に溜まった熱を徐々に優しく除去する必要があります。
オイルバスは余分な熱を頭のてっぺんまで上らせて逃がす方法です。
無理に急いでしまうと、急激に熱が上がってしまう影響で風邪、嘔吐、寒気、下痢などの
副作用があるので、十分に注意しましょう。

初めてのオイルバスではこのステップで5分以上置かないこと。
また、翌週から増やしていく際も無理なく、ゆっくりと様子を見ながら行うことが大切です。
ほとんどの人の場合、オイルバスの効果は驚くほど早く、そして強く感じられると思います。

F部のみで適当な時間を過ごした後、次に5〜10分ほどかけて全身にオイルをぬります。
特には肘や膝、肩、そして背骨などに集中してマッサージするように擦り込むといいです。
顔にぬる必要はありません。

ち歓箸縫イルをぬっている状態で、5〜15分かけて熱いシャワーを浴びます。
インドにいる際など、シャワーがない場合は、桶を使って熱めのお湯を頭からかぶります。
お湯をかぶることで毛穴が開き、オイルが吸収されやすくなるので、このステップでも関節や背骨を
集中的に、全身にマッサージをするように擦り込むことを続けます。
(インドでは日本のようにお風呂に浸かる文化はなく、インドでいう「バス」とは
一般的に桶を使って沐浴することを言います。)

ダ个韻鵑筌轡礇鵐廖爾鮖箸辰謄イルを取り除きます。
ヒマシ油を使う場合はソープナッツとアラプパウダーを石けんやシャンプーなどと合わせて使います。
ソープナッツとアラプパウダーを使用する際は、あらかじめ1:1の割合でパウダーを混ぜ
程よいペースト状になるまで水を加えて混ぜておくと良いでしょう。

最後に適温のシャワーを浴び、オイルや石けんなどを完全に落とします。
オイルバスが終了した時点で、バスルームを掃除することをお勧めします。
オイルは配管のトラブルを起こしやすいので、終わったら一度やかんに熱湯を湧かして
排水溝に流しておくといいです。

オイルバスを行った日は、ハードな仕事や直射日光、水泳や冷水を飲むことは禁物。
ヨガの練習も休み、穏やかに過ごすことが勧められています。
シュリ・K・パタビジョイス師は、アシュタンガヨガの練習生は練習が休みの土曜日の朝一番に
行うことがベストだと主張していました。
伝統的には、男性は月・水・土曜日のいずれかに行い、女性は月経の時を避け
火・木曜日のいずれかに行うのが通常の習慣です。

<<*この原稿はシュリ・K・パタビジョイス師より直接オイルバスに関する話しを伺い、まとめた
キンバリー・フリンさんの2001年の記事をもとに書いています。>>